雷神
武蔵坊弁慶(写真①)の着物の色使い元に雷鳴を図案化し雷神をイメージしました。
絽織のところは裏地が透けるので、赤色の裏地にすると歌舞伎「雷神不動北山桜」のひとつである
鳴神(写真②)の着物の炎や稲妻を連想できます。
万葉歌
天雲に 近く光りて 鳴る神し 見れば 畏し(かしこ) 見ねば 悲しも
天雲の近くで光って鳴る雷のように、あの方にお逢いすれば恐れ多くて近寄れず
お逢いしなければ悲しいのです。
雷神とは、稲妻と雷を神格化したもので鳴神とも呼ばれます。
稲妻は、雷が多い年は稲が豊作になるという昔からの言い伝えから来ています。